議員のミッションってそもそも何?横浜市会議員が「議員の責務」を考える。

こんにちは。横浜市会議員の柏原すぐるです。

議員のミッションは何なのか?今日はこのお題について。

というのも、多くの住民にとって、選挙で投票へ足を運ぶ人も含めて、議員のミッションを明確に定義できるほどに意識している人はほとんどいないのではないかと思っているからです。

議員へ何を求めるのか?

私なりに挙げてみますと…

  • 地元に利益誘導すること
  • 私(私たち)の声や思いを代弁してくれること
  • 住民の意見を聞いて、議会や役所に意見を届けること
  • 住民の苦情や陳情、お困りごとを聞いて、行政との橋渡しをすること
  • 祭りや地域行事に顔を出して、地域のことをよく知っていること
  • 地域の問題や課題の解決に率先して取り組むこと
  • まちの将来を描くこと。
  • 選挙区に住んでいる人の利益を一番に考えて、役所に働きかけること
  • 支持団体や母体となる団体の意見や要望を実現すること
  • 所属する政党の掲げる社会を目指し、理念に基づき政策を実現すること

などが、住民が議員へ求める行動規範の例でしょうか。

一方で、そもそも議員に何も期待をしていないし、直接的に何かしてほしいとも思わない、という人もいます。(以前の私自身がそうです)生活する上で、議員の存在そのものを意識することすらない。これが大多数の方の率直な思いではないかというのが、私の肌感覚です。

あまり身近にはいない、特殊な人。投票することはできても、直接的に関わろうとは思わない。こういう方も多いのではないでしょうか。

議員の職責や責務とは?

今回は法律上の位置づけや総務省の資料(全国都道府県議会議長会等からの引用)をヒントに考えます。

ここでも記載があるように、「その議会の会議に出席し議案の審議等を行う」というのは、会議に出席して質問するので、非常に見えやすいものです。

一方で、「当該普通地方公共団体の事務に関する調査研究及び住民意思の把握等のための諸活動」はどこでどのように何をやる活動なのかが分かりづらく、議員個人の裁量に委ねられていると言えます。「等」という言葉もあるように、要するに明確な定義がないわけです。

率直に言えば、私自身の悩みどころでもあり、裁量があるからこそ、時間や政務活動費といったリソースをどのように生かし、投下していくか、その判断基準や優先順位の考え方、それによって生み出す総合的な成果が求められていると考えています。

住民が求めることをそのままやることが職責を果たすことになるのか?

結論から言えば、私の答えはNOです。

私自身が2023年の横浜市会議員選挙で得票した票数が9705票。私自身の一票を除けば、9704人。

全員にお会いして、投票した意図を聞きたいのは山々ですが、投票の秘密がある中でこれはなかなか難しいです。もちろん、入れたよ!と言ってくださる方はわかるのですが。

一方で、私自身も一人の生活者ですので、住んでいる地域やコミュニティも偏りがありますし、より身近な人の声が大きく聞こえる、影響を受けるというのは事実です。聞いた声をそのまま住民の声と捉えるのは早計なわけです。

だからこそ、その実態を勘案しながら、9704人の方の思いや考えの趨勢を考える。他の当選議員ではなく、なぜ私だったのか、その意味を考える。まずはこれが原点と言いますか、私自身のミッションにおける価値の中心になっていくのではないかと考えます。

【選挙制度について補足】横浜市ですと、86人の議員を18の行政区からそれぞれ定数を決めて選出します。横浜市鶴見区は人口約30万人で、選出議員は7人。一般市で同規模の約30万人の人口を有する秋田市ですと、議員は36人です。要するに議員一人に対する住民の数には地域でばらつきがあります)

もちろん、私自身が選挙を前に掲げた政策や考えがありました。が、議員になることで、知り得なかったことを知ったり、役所の組織や議会の在り様を理解することで、場合によっては考えやその考えに基づく方策を柔軟に変えていくことも重要ではないかと思っています。

特定の支持母体や団体がないからこそフリーハンドでできることが多くある。一方で、俗人的で的外れになってはいないだろうか、本当に信認してくださった方々の期待に応える行動だろうかと自らに問いかけることも、責務に一つではないか、このように思うわけです。

答えはないけれど、とりあえずの答えっぽいものを求め続ける

時間は有限。家族がいて、生活があるのも現実で、制約は大いにある。すべてを議員としての活動に捧げることはできない現実がある。死ぬまで議員なんてことは当然ないわけで、今はバッジをお預かりしている身。

先人を思い返せば、いろいろな人生の在り様があります。志半ばで若くして亡くなった偉人も数知れず。当たり前ですが、人ぞれぞれです。

あなたの人生は100点です。あなたの議員としてのパフォーマンスは100点です。と、異口同音で言われることはあり得ない。有権者の考え方も様々なわけですから。

ここまで綴りながら、恐らく任期中はずっと走りながら、反芻して、少し舵を切りながら、また走っていくことになりそうだという、答えにもならないような見通しくらいしか書けないことが悔しいですが、それが今の等身大の姿です。

法律上の位置づけや一般的な定義はあるものの、自治体の規模や特徴、議員個人の思いや理念、支えてもらった人がどんな人かなど、各々の議員が納得できて尚且つ住民に納得してもらえるような活動をしていくことでしかない。

このように一旦の結論を記して、また走りたいと思います。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

柏原すぐる

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