鶴見駅西口の喫煙所密閉化が1年後ろ倒しに|予算審査で遅延理由と今後の見通しを質しました

こんにちは。柏原すぐる(横浜市会議員・鶴見区選出)です。

鶴見駅西口の喫煙所は、2025年度中にリニューアルされる予定でしたが、予算審査で質したところ、大幅に工事完了が遅れ、2026年度内の供用開始の見通しとなりました。

期待してくださった皆様には本当に申し訳なく、私自身も重く受け止めています。本稿では、議会での質疑を通じて明らかになった遅延理由と今後の見通し、そして副市長の答弁まで、できる限りオープンにお伝えします。

これまでの経過はこちらのブログに掲載しています。


鶴見駅西口喫煙所の何が問題なのか

鶴見駅周辺は平成21年3月に喫煙禁止地区として指定され、西口・東口それぞれに1か所ずつ喫煙所が整備されました。しかし、西口喫煙所は現在も開放型のままです。

行政サービスコーナーに隣接し、駅利用者、SEIYU、タクシー乗り場、駐輪場など様々な利用者の主要動線上にあるため、通行するだけで受動喫煙してしまう状況が長年続いてきました。

私自身の広聴活動の中でも、もっとも苦情が多いのがこの喫煙所です。「子どもの頃から鼻をつまんで通る癖がある」──こうした声も届いています。

市の調査でも、令和7年度の利用実態調査で平日・休日各1日(11時間)の利用者合計は3,378人にのぼり、市内17か所の公設喫煙所の中でも利用者数が多い施設であることが確認されています。


これまでの経緯──改善策はあったが、根本解決には至らず

横浜市もこれまで手を打ってこなかったわけではありません。当初は車道側にパーテーションがなく、風の影響で煙が歩行者通路側に流れるという課題がありました。令和2年12月には、車道側への新たなパーテーション設置と、既設パーテーションの高さを3メートルに引き上げる改修が行われています。

しかし、こうした改善策を講じた後も受動喫煙はずっと続いてきました。自宅で言えば、お父さんがベランダに行かずに、玄関で吸っているようなものです。パーテーションを高くしたところで、開放型である以上、煙は漏れます。


密閉化に向けた動き──そしてスケジュールの遅延

私は2年前(2023年度)の予算審査で密閉型喫煙所の整備を提案しました。当時は課題を挙げて難色を示されましたが、その後、課題のある喫煙所から順次密閉化を進める方針が示されました。

経緯を整理すると、以下のとおりです。

  • 2023年度〜:調査+意見募集+提言
  • 2024年度末:事業化 → 2025年度末の完了目標
  • 2025年度末:達成困難に(予算審査で判明)
  • 2026年度内に供用開始予定へ修正

議会で遅延理由を質しました

2月24日の予算審査(資源循環局関係)で、遅延の理由と今後の見通しを質しました。答弁から整理すると、遅延理由は主に3点です。

①場所変更を検討したが、適地がなかったこと。 駅の西口周辺でより広い面積を確保できる場所を検討したものの、見つけることができず、改めて現在の場所での整備を検討することになりました。

②現在の場所ではデッキの橋脚があり、面積が半減すること。 喫煙所の両側にデッキを支える橋脚があるため、密閉型にすると建築面積が現行の約半分になってしまうという構造上の課題があります。

③設計に時間を要したこと。 隣接地の活用可否や地下埋設物の確認など、検討事項が多く、設計作業に想定以上の時間がかかりました。

こうした制約の中で、都内で多く採用されている紙巻たばこ用の密閉型と加熱式たばこ(電子タバコ)用の開放型を組み合わせた混合型の喫煙所の整備が検討されています。


局長・副市長の答弁

局長からは、「多くの方に利用される施設であることから、8年度中の供用開始を目標に、限られたスペースを最大限に生かす最適な整備方法で、関係者と調整を進めている」「長年にわたり寄せられてきた地域の皆様の御期待を重く受け止め、受動喫煙対策にも資するよう、早期の整備に全力で取り組む」との答弁がありました。

副市長からは、**「お約束したスケジュールが遅れてしまっていることに対して、率直にお詫びを申し上げます」**との発言がありました。さらに、「公共施設の価値は建物の大きさで決まるものではなく、いかにその機能を十分に発揮しているか、市民にどれだけ愛されるかという尺度で評価されるもの」「できる限り早期にリニューアルできるよう、さまざまな工夫をこらして進めていきたい」との所感が述べられました。

実際の質問の様子はYoutubeからご覧いただけます。


毎日の生活に直結する課題だからこそ

正直に言えば、この喫煙所は、横浜市役所のような大規模建築と比べれば、ほんの小さな公共施設です。しかし、毎日そこを通る市民にとっては、横浜市役所よりもビッグプロジェクトかもしれません。

私自身、去年のこの時期に「令和7年度内に密閉型に変わります」と周知しておりました。喜びの声が多数届いた一方で、それ以降も苦情は続き、最近もSEIYUの中まで煙のにおいがするという声も届いています。

こうした毎日の生活に直結した課題こそ、そのままであることを許さず、真摯に取り組んでまいります。2026年度内の供用開始に向けて、引き続き進捗を確認し、皆さまにご報告いたします。

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