【議会報告】地域の「つながり」を再定義する。横浜市の調査から見えた、これからのコミュニティの意外なカタチ
こんにちは。
横浜市会議員(鶴見区選出)の柏原すぐるです。
この1年間、横浜市会の「市民活躍・地域コミュニティ活性化特別委員会」に所属し、地域のつながりやコミュニティのあり方について、現場の声や調査結果をもとに議論・研究を重ねてきました。
本日、最終委員会があり、中間報告の取り纏めもありましたので、これを踏まえながら、今の横浜市におけるコミュニティの現状と、これからの可能性について、市民の皆様にも分かりやすくお伝えしたいと思います。
なお、概要はこちらのインフォグラフィックに纏めております。

【特別委員会】市民活躍・地域コミュニティ活性化特別委員会の公式資料はこちらから確認できます。
https://www.city.yokohama.lg.jp/shikai/kiroku/katsudo/r7/TokubetuShiR07.html
■ あなたの隣に「居場所」はありますか?
現代の都市生活において、「孤独」や「地縁の希薄化」は、もはや個人の問題ではなく社会全体の課題となっています。
特に横浜市のような大都市では、ライフスタイルの多様化が進み、隣に住む人の顔さえ知らないという状況も珍しくありません。
こうした中で、ふとした瞬間に
「自分の居場所がない」と感じることはないでしょうか。
一方で、
・何か社会の役に立ちたい
・地域に関わってみたい
という想いを持つ方は、実は多くいらっしゃいます。
しかし、
・どこで何をすればいいのか分からない
・今の生活で精一杯で、重い責任は負えない
こうした不安が、その一歩を阻んでしまっているのが現実です。
委員会の議論を通じて見えてきたのは、
こうした「つながりの再構築」に向けた新しい形の必要性です。
■ 6割の善意が「届かない」理由
都市に潜む「意識と行動」のギャップ
横浜市の調査では、非常に象徴的な結果が出ています。
・社会の役に立ちたい人:約6割
・地域活動に参加している人:約2割
この40ポイントの差。
その本質は「やる気がない」ことではなく、
👉 「知らない」「つながらない」
というハードルにあります。
・地域の情報がどこにあるのか分からない
・団体ごとに情報が分散している
・検索しにくい
こうした「情報の断絶」によって、
せっかくの想いが行動につながっていない現状があります。
これはまさに、
人ではなく「仕組みの課題」だと感じています。
■ スマホで探す、新しい地域の入り口
「よこむすび」が下げる心の壁
こうした課題を解消する取り組みとして進められているのが、
▼よこむすび(横浜市 地域活動・ボランティア情報サイト)
https://yokomusubi.city.yokohama.lg.jp/
です。
令和7年4月から青葉区・都筑区で先行的にスタートしたこの取り組みは、DXを活用し、地域と市民の距離を縮めることを目的としています。(現在は16区で展開されています)
・スマホで直感的に検索できる
・単発のボランティアも見つかる
・「いいね」で活動の雰囲気が分かる
・開催情報もリアルタイムで確認できる
こうした機能により、
👉 「やってみたい」をすぐ行動に変えられる環境
が整いつつあります。
DXとは単なる効率化ではなく、
心理的なハードルを取り払うための手段であると感じています。
■ 「解散」は成功の証
NPOの新しい考え方
委員会での議論の中で印象的だったのが、NPOのあり方です。
これまでの地域活動では、
「続けること」が前提になりがちでした。
しかし現在は、
👉 課題が解決されたなら、役目を終えてもよい
という考え方も広がっています。
・解散=失敗ではない
・他団体へ引き継ぐ
・統合して次につなげる
重要なのは、組織ではなく「目的」です。
この視点は、担い手不足に悩む現場にとって、
非常に大きな意味を持つものだと感じています。
■ 小さな居場所が、人を育てる
地域には、行政の制度だけでは届かない「日常の隙間」があります。
・不登校の子ども
・子育て中の家庭
・高齢者のちょっとした困りごと
こうした課題に寄り添っているのが、
地域の「居場所」です。
例えば、地域のカフェのような場所では、
多世代が自然に関わり合い、
👉 利用者 → 担い手へ
という変化が生まれています。
小さな居場所がハブとなり、
人が人を育てる循環が生まれる。
これこそが、都市部におけるコミュニティ再生の鍵だと感じています。
これらは、港北区にある街カフェ大倉山ミエル、鈴木 智香子さんからいただいたヒントです。
街カフェ 大倉山ミエル
https://cafemiel.jimdofree.com
■ 「三角形」から「恒星」へ
新しいパートナーシップ
これからの行政と市民の関係は、
👉 「管理」から「伴走」へ
変わっていく必要があります。
・制度を柔軟に運用する
・事務負担を軽減する
・安心して活動できる環境を整える
行政は後ろ盾として支え、
市民が主体的に活動する。
それぞれが自律して動く
👉 “恒星型”の関係
が、これからの理想像だと感じています。
■ 最後に
今回の調査と議論から見えてきたのは、
👉 地域コミュニティは「義務」ではない
ということです。
・一度だけ参加してみる
・興味のある活動をのぞいてみる
・オンラインで関わる
どんな小さな関わりでも構いません。
それが、
・災害時の助け合い
・日常の安心
・自分の居場所
につながっていきます。
■ 最後にひとつだけ
もし少しでも関心があれば、
まずは一度のぞいてみてください。
▼よこむすび
https://yokomusubi.city.yokohama.lg.jp/
この1年間の議論を通じて、
👉 「つながりは無理に作るものではなく、見つけるもの」
だと強く感じました。
引き続き、現場の声を大切にしながら、
「つながりやすい横浜」をつくるため取り組んでまいります。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
日本維新の会横浜市会議員団・無所属の会
柏原すぐる

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