(仮称)豊岡町複合施設計画はこう変わった
― 事業者との対話で見直された「3つのポイント」
こんにちは。柏原すぐる(横浜市会議員・鶴見区選出)です。

鶴見区豊岡町で、老朽化した豊岡小学校の建替えにあわせて、図書館や保育所などを一つの建物にまとめる大きなプロジェクトが動いています。整備は民間の力を活用するPFI事業という方式で進められ、現在は事業者(つくる会社)を選んでいる段階です。
その選定にあたって、市と応募事業者が「個別対話」を重ねるなかで、当初の条件からいくつか見直された点が出てきました。この記事では、細かい全体像ではなく「当初計画と何が変わったのか」に絞ってご紹介します。
まずは、事業のキホン
- 場所
- 鶴見区豊岡町27番1号(現・豊岡小学校の敷地)
- 複合棟の中身
- 小学校・保育所・図書館・区民活動センター・地域子育て支援拠点
- 事業方式
- PFI事業(BTO方式)※民間が設計・建設・運営まで一括で担う手法
- 予定価格
- 約190億円(189億9,606万円)
- コンセプト
- 「つながる学び舎」— 多世代が学び・活動・交流する場
- 供用開始
- 複合棟(小学校・図書館・保育所)は令和12年度を予定
工事スケジュールを「1年」延長
いちばん大きな見直しが、工事の進め方です。当初は既存校舎などの解体を約23か月で行う想定でしたが、事業者からこんな声が上がりました。
これを受けて市は、既存校舎の解体工期と、新しい体育館棟の建設工期をそれぞれ1年間延長する方向で再検討しています。ゆとりを持たせることで、近隣への音・振動に配慮しながら工事を進めるねらいです。
ここが安心ポイント:延びるのは工事の“後半”です。小学校・保育所・図書館が入る複合棟の完成は令和12年(2030年)夏のまま変わりません。まず子どもたちや利用者が使う建物を先に仕上げ、その後で古い校舎の解体や体育館棟の建設を進める――という順番だからです。
学校図書館を「5階」にも置けるように
2つめは、建物の中の配置の話です。当初の条件では、小学校の学校図書館は4階以下に置くことになっていました。一方、市民が使う図書館は5〜7階の予定です。
ここで事業者から「学校図書館を5階に配置してはどうか」という提案の相談があり、市はこれを「5階の配置も可」と認めました。学校図書館と市民の図書館を同じ階でとなり合わせにすることで、両者の連携効果を期待するものです。
※ただし、市民エリアとのセキュリティ確保と、小学校エリア内で完結するバリアフリー動線の確保が条件です。
「家庭科室」も地域が使える部屋に
3つめは、小学校の教室を地域にひらく話です。もともと、放課後や土日祝日に地域の活動で使える小学校の部屋として、音楽室・理科室・図工室・多目的室などが想定されていました。
ここに事業者からの提案で、家庭科室(調理などができる教室)も加えることになりました。
調理台のある家庭科室が使えると、図書館が企画する料理やものづくりのワークショップ・イベントの幅が広がり、賑わいづくりの足がかりになります。使うときは衛生面に配慮し、利用方法は学校と調整することが前提です。
まとめ:計画は「対話しながら」育っている
今回の3つの見直しは、いずれも事業者との対話から生まれたより現実的で、より使いやすくするための調整です。工期には無理のないゆとりを、建物には施設どうしの連携を、教室には地域とのつながりを――という方向で計画が磨かれてきました。
出典:横浜市「(仮称)豊岡町複合施設再編整備事業に係る連絡会」第1回(令和7年12月4日)・第2回(令和8年3月23日)資料より作成
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最後までご覧いただきありがとうございました。
日本維新の会横浜市会議員団・無所属の会
柏原すぐる

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