一般質問はどうだったの?~議員が議会で質問する意味は?~

こんにちは。柏原すぐる(横浜市会議員・鶴見区選出)です。

第二回定例会では5月28日の本会議で一般質問に立ちましたので、以下の目次の通りご報告いたします。

どんな質問したの?

質問したテーマは10ありました。

  1. 50年後の横浜市将来人口推計に基づく対応
  2. 「地域のことは地域で決める」横浜における地方分権、行政区の在り方
  3. 将来世代への徹底投資
  4. 教育行政の在り方
  5. 横浜の経済成長
  6. 横浜の活力を維持するための外国人材の受入れ
  7. 持続可能な観光戦略
  8. GREEN×EXPO 2027の推進
  9. 財源確保の一層の推進
  10. 政治家が自ら模範となる行動を示すことについて

質問で伝えた要点は?(タウンニュース掲載)

タウンニュースWeb版に掲載した質問の要点はこちらからご確認いただけます。

https://www.townnews.co.jp/0116/2024/07/04/740617.html

録画映像は見れる?

横浜市のHPよりご覧いただけます。

https://gikaichukei.city.yokohama.lg.jp/g07_Video_View.asp?SrchID=6221

また、市会ダイジェストの動画においても、教育行政に関する質問を議場の様子と共に、ご覧いただけます。

市長や教育長はどう答弁したの?

質問の要旨に対して、答弁内容をまとめものをこちらに掲載いたします。

PDFファイルでご確認ください。

また、実際に質問した原稿はこちらです。私自身の考えや質問する理由、私自身が伝えたい主張はここに込めています。

注目の質問は?学校健康診断における上半身裸問題

学校健康診断の質問に関しては、日本テレビのミヤネ屋で質問の様子がそのまま映し出されるなど反響がありました。

また、Yahoo!ニュースにも掲載されました。

上記X投稿の時点ではYahoo!ニュースに掲載もされていましたが、元は神奈川新聞朝刊にも掲載されたこちらの記事です。(有料版でないと全てご覧いただけません)

https://www.kanaloco.jp/news/government/article-1081456.html

こちらの市民の方の投稿が示しているのは、①本会議で全校把握を言質を取る→②常任委員会で把握した結果を聞く→③結果に基づいた対応を迫る(把握したことによって実態が分かり、具体的な対応や対処が進む)という「議員の質問」の意味だと感じます。確かに二元代表制にあって、政党や会派を超えた議員並びに議会の意味がここに凝縮されているのではないでしょうか。

結局、議会で質問することにどんな意味があるの?

固く言えば、議員が議会で市長や教育長に質すことで行政の透明性を確保し、問題を顕著化させ、議論を喚起できます。

小学校の健康診断の問題は典型的な例だと思います。議会で議員が質問するとなれば、公の場に問題が晒されることになるので、教育委員会としては軽々しく答弁ができません。メディアそして市民から非難の声も想像することになるわけです。

また、答弁に際しては教育行政のトップである教育長や市長も当然理解することになりますので、スポットライトが当たる。ゆえに隠れ蓑になることなく、問題の改善が前進するというわけです。

もっと言えば、質問がないと失われるものは何か?と考えると分かりやすいかもしれません。

質問しないと失われるものの例

  1. 行政の透明性と説明責任
    • 質問が行われないと、行政がどのように運営されているかの透明性が低下します。住民は行政の動向や意思決定のプロセスを理解する機会を失い、行政の説明責任が果たされない状態が生じます。
  2. 問題の顕在化と改善の機会
    • 行政の運営や政策の中で生じている問題点が浮き彫りにならなくなります。これにより、問題の解決や改善のための議論が行われず、行政サービスの質が低下する可能性があります。
  3. 市民の声の反映
    • 議員は市民の代表としての役割を果たしているため、質問を通じて市民の意見や要望を行政に伝えることが求められます。質問が行われないと、市民の声が行政に届かず、政策に反映されにくくなります。
  4. 民主的な議会の機能
    • 質問が行われないことで、議会の議論が停滞し、民主的なプロセスが十分に機能しなくなります。これにより、地方自治の根幹である住民参加の意識が低下する恐れがあります。
  5. 行政の独走防止
    • 議員の質問は、行政が独断で政策を進めることを防ぐ重要なブレーキとなります。質問がないと、行政がチェックを受けずに独走する可能性が高まり、住民の利益が損なわれる危険性があります。

今後も民意をしっかりと行政に反映させるべく、二元代表制の一翼として幅広く長期的な視点を持って利益を確保できるよう励んで参ります。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

柏原すぐる

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