子どもの体験格差の解消のセンターピンは一体どこ?~横浜市議会局インターンシップを通じて得た気づき~

こんにちは。横浜市会議員の柏原すぐるです。

関東大震災から9月1日で100年を迎えるということで、神奈川県立歴史博物館へ。

 

 

午後からは横浜市立大学の2.3年生を対象にした横浜市役所議会局のインターンシッププログラムに参加しました。

Xでつらつらと綴っていましたが、さまざま気づきがありました。

プログラムとして、大学生たちに与えられた研究&提案するテーマが若者の政治参加という文脈だったのですが、私自身としては結果に「社会と能動的にどう関われるか」という視点から、次世代である子どもたちの置かれた環境へと目が移ってしまいました。

こうした視点の提供を頂戴しただけでも、目的とは違いますが、学生インターンの副次的効果ですよね。新入社員の素朴な質問が本質を突いていたりするのと同じですね。

体験格差へのアプローチは?

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンの”こどもの「体験格差」実態調査中間報告書”で示されているように、経済状況が厳しい家庭ほど体験機会が少ない実態があります。

確かに市立小学校の入学式の門には、就学援助制度の周知を目的に声をかけているし、それが支えになっている人も勿論おられるでしょう。

しかしながら、実態調査が示している内容は、家庭の経済状況がそのまま子どもたちの経験の差に直結している現実。

だからといって、ここですぐに「学校」すなわち公教育だけを対象にするのは間違いです。もちろん、憲法でも定められている公教育は重要であることに異論はありません。ただ、学校に入学した時点で既に差がある。35人を相手にする学校で、一人の成長に寄与できる先生の時間は限られている。やはり「教室」ですべてを片付けるのは無理です。

今、大阪で進めているこうした教育無償化は家庭の経済的負担、そして親の将来への不安を和らげることで、子供たちの育つ環境を良くする上で公助ができるセンターピンの一つだと思います。

「子どもの体験格差の解消のセンターピンは一体どこ?」とタイトルを掲げながら、「教育無償化」を答えにするのは安易かもしれませんし、ここ横浜で言ってすぐに実現することではありません。しかしながら、私自身が「誰もが機会を得て、何度でも挑戦できる社会」を目指しているので、トライ&エラーで私自身のできる得る仕事をやっていきたいと思います。

来週は中央児童相談所へ会派で視察へ行く予定です。鶴見にも新しい児童相談所の計画が進んでいます。

主権者教育を進めたいからこそ、ベースとなる生きる力を引き出して、自ら育っていける環境をどう良くしていけるのか、今後もテーマとして取り組んでまいります。

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最後までご覧いただきありがとうございました。

柏原すぐる

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