【予算審査】資源循環局で質疑 鶴見駅西口喫煙所、資源化センター再整備、焼却熱の活用を取り上げました
こんにちは。柏原すぐる(横浜市会議員・鶴見区選出)です。
令和8年第1回市会定例会の予算第一特別委員会で、資源循環局に対する質疑を行いました。

今回取り上げたのは、鶴見駅西口喫煙所の密閉化、鶴見資源化センターの再整備、そして鶴見工場の焼却熱を活用した脱炭素の取組です。いずれも、鶴見の暮らしやまちの将来に関わる重要なテーマです。
1 鶴見駅西口喫煙所 密閉化をどう進めるのか
まず取り上げたのは、地元でも長年多くの声が寄せられている鶴見駅西口喫煙所です。鶴見駅周辺は平成21年3月に喫煙禁止地区に指定され、西口・東口にそれぞれ喫煙所が設置されています。西口喫煙所は、行政サービスコーナーや駅利用者の主要動線に近く、SEIYU、タクシー乗り場、駐輪場などにも隣接しているため、私自身の広聴の中でも特に苦情の多い場所です。
今回の審査では、まずこの喫煙所の利用人数が多いこと、そしてこれまでにも一定の改善策を講じてきたことが説明されたうえで、それでもなお受動喫煙の課題が残っていることが前提として共有されたと受け止めています。私からは、「これまでの改善で十分とは言えず、現実には市民の不満や不快感が続いている」と指摘しました。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
そのうえで確認したのが、密閉型喫煙所への転換の進捗です。手元メモにもある通り、以前は密閉型への整備について課題が挙げられていた一方で、今回は、課題のある喫煙所から順次密閉化を進める方向が示されていることが審査の前提になっていました。つまり、横浜市としても、従来型の開放的な喫煙所のままでは限界があるという認識に立ち、密閉化へ舵を切っていることは重要な答弁のポイントです。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
また、この整備については寄付事業として進める性格があることも触れられており、行政だけで完結する話ではなく、事業者側との調整が必要であることもにじむ内容でした。ここは、市として「やる」と決めたから即座に終わる話ではない、という現実もあります。とはいえ、市民から見れば事情は事情としても、においの問題や受動喫煙の問題は日々続いています。そこで私は、市民感情としては“とにかく早く実現してほしい”に尽きると申し上げ、局長・副市長に対して早期完了を強く要望しました。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
このテーマでの重要な答弁の中身は、要するに、
「利用実態や苦情は重く受け止めており、課題のある喫煙所については密閉化を進める方向にあるが、実現には調整が必要である」
という点にあったと受け止めています。
2 鶴見資源化センター再整備 民設民営で本当に大丈夫か
次に取り上げたのは、鶴見区末広町にある鶴見資源化センターの再整備です。缶・びん・ペットボトルを選別し、資源循環を支える重要な施設ですが、市内の資源選別施設はいずれも老朽化が進んでおり、再整備は喫緊の課題です。今回、隣接する鶴見リサイクルプラザ跡地を活用しての再整備が計画されています。
ここで横浜市が採ろうとしているのが、民設民営方式です。資料では、平成19年度以降の他都市事例において、DB、DBOなど自治体所有を前提とする方式が主流である一方、民設民営はごく少数であることが示されています。つまり、今回の横浜市のやり方は、かなり先駆的な部類に入るということです。 【柏原委員(維新会)スライド_資源循環局_20260220rev
審査でまず示された重要な点は、横浜市としてこの方式にVFM、すなわちコストメリットを見込んでいるということです。私の質問メモにも「先ほどの議論でもVFMで横浜市としてのコストメリットがあるのは理解しましたが」とある通り、これは答弁の中で明確に示された前提です。単に珍しい方式を選んだのではなく、財政面で合理性があると市が判断している、というのが一つ目の重要な答弁です。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
その一方で、私はそこで話を終わらせませんでした。行政のコストが下がっても、事業者にとって無理のある仕組みであれば長続きしませんし、最終的に品質や安全、安定稼働が損なわれれば、市民にとっては本末転倒です。そこで、民設民営であれば事業者側のメリットをどう最大化するのか、さらに公共サービスとしての継続性を行政がどう担保するのかを局長にただしました。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
この点で重要だったのは、横浜市としても単に「民間に任せます」という話ではなく、サービス水準の確保や長期にわたる事業継続性について、行政が責任を持って確認・担保していく枠組みが必要だという方向で議論が進んだことです。少なくとも、私の問題意識はそこにあり、局長答弁も、先駆的モデルだからこそ継続性と安定性の確保が不可欠だという文脈で受け止めています。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
このテーマの重要な答弁を整理すると、
「民設民営はVFMの面でメリットがある一方、先駆的な手法である以上、品質・安全・安定稼働を行政がきちんと担保する枠組みが不可欠」
という点に尽きます。
私は最後に、20年先も持続可能な仕組みとなることを要望しました。資源循環は、市民の分別努力の上に成り立っています。その努力が確実にリサイクルへつながる体制でなければなりません。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
3 鶴見工場の熱供給 焼却工場を脱炭素インフラに
最後に取り上げたのは、鶴見工場のごみ焼却熱を活用した熱供給事業です。資料では、鶴見工場から近隣事業者へ蒸気を供給することで、末広地区において年間2,400トンのCO2削減が可能とされており、その効果は横浜スタジアム約80個分の森林に相当する規模と説明されています。これは非常に大きな環境効果です。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
ここでの重要な答弁ポイントの一つは、まずこのCO2削減効果の考え方が示されたことです。私はその根拠を確認しましたが、市としては、焼却工場から出る蒸気を地域で活用することで、他のエネルギー使用を代替し、その分のCO2排出削減につながるという考え方を示していると受け止めています。単なるイメージではなく、地域の脱炭素化に資する具体的な事業として位置付けている点が重要です。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
さらに、手元メモでは、横浜市として1.5億円の投資に対し、4,000万円の収入を見込み、4年で投資回収ができるとの整理がされています。これも審査で示された大きなポイントです。つまりこの事業は、環境面だけでなく、一定の経済合理性も見込まれているということです。私はこの点を踏まえ、鶴見工場だけでなく、他の焼却工場でも展開できる余地があるなら積極的に投資すべきではないかと質問しました。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
また、資料には、鶴見工場におけるごみ焼却熱利用のうち、今回の熱供給事業は全体の0.9%にとどまることも示されています。数字だけ見ると小さく見えるかもしれませんが、逆に言えば、まだ活用余地が大きいということです。加えて、現在進んでいる排ガスからのCO2回収とメタネーション利用実証も、焼却工場を脱炭素化の拠点として位置づける流れの一環として捉えられます。私はその観点から、焼却工場を単なるごみ処理施設ではなく、脱炭素に資する地域インフラとしてどう位置づけ、今後どう取組を進めるのかを局長に問いました。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
このテーマの重要な答弁の中身は、
「熱供給は具体的なCO2削減効果を持つ事業であり、投資回収の見通しもある。現時点で全体に占める割合は小さくても、焼却工場は今後の脱炭素化に向けた重要な地域インフラになり得る」
という点にあると受け止めています。
私は、今後担い手が減っていく社会だからこそ、こうした分野には今できる最大限の投資と事業推進が必要だと申し上げました。 資源循環局_R8予算審査_柏原メモ_20250224
おわりに
今回の資源循環局の審査では、
受動喫煙対策、資源循環施設の再整備、焼却工場の脱炭素化という、一見別々に見えるテーマを取り上げました。
しかし、共通しているのは、どれも
「市民生活の質をどう高めるか」
「将来に向けて持続可能な仕組みをどうつくるか」
という問いに関わっていることです。
鶴見駅西口喫煙所については、密閉化を進める方向が示されている以上、あとは市民が実感できる形で一日も早く実現することが必要です。
鶴見資源化センターの再整備については、先駆的な民設民営だからこそ、コストだけでなく公共性と継続性を厳しく見ていかなければなりません。
そして焼却熱の活用は、横浜の焼却工場を単なる処理施設から、地域の脱炭素を支える資産へと進化させる可能性を持っています。
引き続き、現場の声と将来世代の視点の両方を大切にしながら、議会で確認と提案を続けてまいります。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
日本維新の会横浜市会議員団・無所属の会
柏原すぐる

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