常任委員会視察どうだったの?【沖縄・宮古島】~脱炭素・GREEN×EXPO 推進・みどり環境・資源循環委員会~
こんにちは。柏原すぐる(横浜市会議員・鶴見区選出)です。
今回、常任委員会で沖縄県へ視察に行きましたので、概要をご報告します。
なお、常任委員会としては、別途報告書が作成されますので、今回は私個人の簡易報告の位置づけです。
視察の概要
1 視察月日 11月19日(火)~11月21日(木)
2 視察都市及び視察事項
(1)一般財団法人沖縄美ら島財団(沖縄県本部町)
・沖縄国際海洋博覧会の継承施設の取組について
(2)沖縄県与那原町
・脱炭素社会の形成に向けた取組について
(3)沖縄県宮古島市
・宮古島の自然環境保全に向けた取組について
(4)沖縄県宮古島市
・宮古島市クリーンセンターの取組について
①沖縄国際海洋博覧会の継承施設の取組
まず、脱炭素・GREEN EXPO推進に関わることとして、最初に沖縄本島の本部町を訪れました。美ら海水族館も併設されている公園です。
本日から常任委員会視察のため沖縄へ来ています。沖縄国際海洋博覧会の継承施設として国営沖縄記念公園、海洋文化館、熱帯ドリームセンター、都市緑化植物園を視察しました。
— 柏原すぐる(横浜市議/鶴見区) (@SuguruHem) November 19, 2024
沖縄返還が1972年で、その3年後に開催されたのがEXPO75。50年の経過を感じると共に向こう50年を考える機会にもなりました。 pic.twitter.com/Qi2eTIF78y
横浜市では、2027年に国際園芸博覧会の開催を予定しており、その跡地を公園とする計画で整備を進めています。実際、海洋文化館を除いて約50年前のパビリオンは全て解体されてなくなっていました。
②与那原町における脱炭素社会の形成に向けた取組
こちらも脱炭素・GREEN EXPO推進に関わることとして、与那原町を訪れました。
https://x.com/SuguruHem/status/1859065864647307667
横浜市西区のより小さい5㎢に2万人が住む沖縄の東海岸沿いの町です。
今回は、主に脱炭素に向けた取り組みを視察しています。 脱炭素先行地域である横浜市のみなとみらいと同様の再生可能エネルギーの導入などが進められていますが、特徴的だったのは、大綱曳きなど街が一体となる象徴的な文化をコンセプトにおいて、住民の皆さんへの発信や周知が図られている点でした。
また、これはいつも思うのですが、同じ基礎自治体というくくりで377万人と2万人の人の集まりを括るのは、難しいなと。 例えば、小学校は2校、中学校は1校ですので「子どもたちへの教育」を議会や行政が語る時の解像度がまるで違います。
国のメニューが南国で暑い沖縄では馴染まないという主旨の話もありました。
国、都道府県、基礎自治体の3層構造や税収構造についても考えさせられる機会になりました。
③宮古島の自然環境保全に向けた取組
こちらはみどり環境局に関連して、宮古島市役所と宮古島市総合博物館を訪れました。
午後は、宮古島市において自然環境保全に向けた取組を視察。市役所と宮古島市総合博物館を訪れました。
— 柏原すぐる(横浜市議/鶴見区) (@SuguruHem) November 20, 2024
宮古島は粘土層の上に溜まった地下水が水源であり、隆起した断層が島を横断する地理的な特性があります。… pic.twitter.com/gPgr9MZxoV
宮古島は粘土層の上に溜まった地下水が水源であり、隆起した断層が島を横断する地理的な特性があります。
わずかに残る森林環境などで生きる固有種等を守るために、宮古島市自然環境保全条例に基づきエリアや種の指定して取り組んでいる一方、ネズミ駆除のためのイタチなどの対応などで農業とのコンフリクトがあるなど実情もお聞きできました。
なお、黄緑色の発色が特徴のミヤコカナヘビは野毛山動物園にもいるんだそうです 泥色の仮面の写真は、宮古島のパーントゥと呼ばれる伝統行事で、仮面をつけ草をまとった異形の神が村落内を巡り歩いて災厄払いというもの。
ただ、本来は厄払い以外にも意味があり、文化の継承と観光との摩擦も垣間見ました。 全く土地も文化も文脈が異なりますが、人が暮らし営む根本を考える機会と捉えています。
④宮古島市クリーンセンターの取組について
最後に訪れたのは、資源環境局に関わる事業として、ゴミ焼却場、リサイクルセンターを視察しています。
最後に令和3年にできた宮古島市グリーンセンターを視察。
— 柏原すぐる(横浜市議/鶴見区) (@SuguruHem) November 21, 2024
5万人の人口規模ゆえ、処理能力は63t/ 日(31.5t/16h×2炉)と、横浜市の焼却工場が4工場で各々1,200t/日であるのと比較すると小規模です。(右下表)… pic.twitter.com/NJ9WnjeG2B
最後に令和3年にできた宮古島市グリーンセンターを視察。
5万人の人口規模ゆえ、処理能力は63t/ 日(31.5t/16h×2炉)と、横浜市の焼却工場が4工場で各々1,200t/日であるのと比較すると小規模です。(右下表)
AI選別などの機械化による省人化の成果を聞いたところ、選別作業などの必要人員は新工場整備前と変わらないとのことで、雇用を守るということに重きが置かれていました。
マクロで見れば、日本中が人手不足であっても、離島という特殊性もあり個別最適としては上記の結論になるのだと理解しています。
また、リユース事業では、衣類や日用品などが一人一日3点までもらえる取り組みが行われており、赤ちゃん服を探す女性の姿も見られました。服が小さくなったら、返しに来るんだそうです。
横浜市では子育て支援拠点でも同様のリユースの取り組みがあったり、学童のおまつりでのバザーなど、場所や人といった常時リソースを要さないかたちでの取り組みがありますので、エッセンスとして今後の提言などに活かしていきたいと思います。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
横浜市がそのまま取り入れたり、真似ることができない点もありますが、沖縄や離島を訪れることで、日本が島国であること、資源は有限であることを思い知らされたように思います。
住民代表である議員としては、幅広い視点や長期的な視野をもって横浜市の事業の在り方に対して、意見し判断していかねばならない立場です。
今年度、脱炭素・GREEN×EXPO 推進・みどり環境・資源循環委員会の委員の一人として、少しでも横浜市の発展に寄与できるように努めて参ります。
以上、簡単ですが、私個人のブログ上での視察報告といたします。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
日本維新の会横浜市会議員団・無所属の会
柏原すぐる
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