横浜市→保育園は休園なし、市立学校は5月6日まで休業延長決定へ。〜非常事態宣言を受けた対応〜
こんばんは。連日、在宅勤務に夜のオンライン飲み会(飲むのはお茶…)が続いております柏原傑です。
横浜市がようやく市立学校、保育園の対応を決め、公表しました。
横浜市の保育園、原則開園。
— 柏原傑@StayHome (@SuguruHem) April 8, 2020
8日も横浜市が検討中としていた対応が公表されました。
保育園に子どもを預ける親の安堵感を私も実感するところですが、在宅勤務もできず日々密接で保育にあたる保育士の方々にも思いが至ります。 #横浜市 #保育園 #休園 #緊急事態宣言 https://t.co/TzAwk7lu2p
横浜市立学校、4月20日までの休業を5月6日までに延長。
— 柏原傑 / Kashiwabara Suguru (@SuguruHem) April 8, 2020
人命最優先ゆえ仕方はないですが、誰もがストレスを感じる状況下で家庭の安全が脅かされる事態はなんとしても避けたいです。自粛と共に周囲への関心を持ち、子どもたちを守らなくては。 https://t.co/qVpK2dz8jb
いずれも、8日中に横浜市が内容を固めて夕方に公表されたものです。
保育園に子を預ける親にとってはほっとしたかもしれません。登園に際しての注意事項や保育の利用認定、利用調整についても言及があります。仕事や兄弟児の有無、家庭環境によって、様々対応がなされるようですので、不明な点は各区へ問合せいただければと思います。
一方、都内に目を向ければ、保育園の休園を決める区市が相次いでおり、悲鳴にも近い声があたらしい党の仲間からも届いています。
#1働く母の弱音 #子は元気
— 小林あすか(江戸川区議会議員) (@AsukaAtarashii) April 8, 2020
在宅勤務だからと言って、家庭保育で子どもと一緒にいるのも大変で……
仕事をすれば子どもは放置になるし、子どものことを考えると仕事は進まない。。(私が要領悪いだけかな?!)#緊急事態 だと理解して、日々、何が正解かの選択を迫られている気がして色々苦しい。
お昼に社内会議をやっていましたが、都内在住のある同僚女性は明日から3歳の子が登場してガヤガヤすると思いますが…というようなやり取りも。
とはいえ、保育園で働く方々も同じように子どもや高齢者、持病をお持ちの家族がいたりするわけで、預ける親やその家庭ばかりに目を向けると失われることもあります。保育士の母と妹を持つ身としては、労働環境としての保育園のあり方にも注視していきたいと思います。
学校休業で心配な3つのこと
学校の方に目を向けますと、いよいよ横浜市でもGW明けまでのお休みが決定しました。私が気にしている点は3つあります。
一つは運動機会の減少。
これについては、3月の休校時に問題として上がり、文科省からの通達もあって、校庭解放という形で運動機会が作られています。鬼ごっこ、ボール遊びダメなら行きたくない!といううちの小一長男も今朝は行って、縄跳びなどで遊んだようでした。もう少し様子をみたいと思います。
ただ、学校施設開放も中止となっているため、体育館やグラウンドを利用するスポーツクラブも3月からお休みのまま。うちのサッカークラブも同じ状況でして、他のスポーツクラブ関係者と話しても、今は止む無しでこじんまりと子供たちに関わる程度の場作りしかできない状況です。
二つ目は学習機会。
報道であった横浜市オンライン学習ツールについても7日に学校から案内があり、早速アクセスしてみました。市の取り組み姿勢は素晴らしいとは思いますが、「家庭学習の支援」に位置付ける(すなわち、学校教育の補完ではない)ことが案内でも示されている通り、そのコンテンツはまだ各学年1点のみ。これからアップされるのかもしれませんが、学校教育には程遠いです。また、アカウントがクラスで一つであるため、学習記録もされません。
海外では、実際に先生がオンラインで授業を行う取り組みや、Wifi ルーターやノートPC配布による最低減の教育環境支援が行われており、日本もこれを機に教育投資を進めてほしいと考えています。
三つ目は子どもたちの安全です。
これは保育園も大いに関係がありますが、目立った報道がないからといって児童虐待やDV等の家庭での安全が脅かされている事態がなくなっているわけではありません。
今回の危機で失業したり、所得が減少するなど先行き不安になる親も少なくない中、子どもたちがずっと家にいて世話に追われれば、今まで以上にストレスを感じるのは至極当たり前のことだと感じています。私自身、3人の子どもたちと日々接する中でストレスが少なからずあります。どんなに可愛くても、泣けばうるさいし、うんちをすれば臭いし、夜中に起こされればうんざりします。
それらのストレスを緩和するのが、休日の娯楽や趣味、仕事への集中だったり他の保護者や保育士など周りの大人や友人、家族との会話だったりするのではないでしょうか。今、こうしたバランスが崩れる中で、一番影響を受けるのは自立前の子どもたちです。
何かのサインがあれば、周囲の大人がそれに気づいてあげれるよう、少しの気持ちの余裕と周囲への思いやりを今こそ持ちたいと思います。
2週間先まで未来は決まっている。変えられるのは2週間後から。
感染してから発症するなどの結果として表に出てくるには2週間ほど要するそうです。しばらくは確実に感染者数は増えることが予想され、それをどうすることもできない以上、日々の数字に一喜一憂することなく、我々は自らの意志で自粛を通じて2週間後からさきの未来を作っていく必要がありそうです。
それでは、また。