【港湾局予算審査】大黒ふ頭の活用、クルーズ観光の経済効果、大さん橋改修について質問
こんにちは。柏原すぐる(横浜市会議員・鶴見区選出)です。
令和8年第1回定例会の予算第一特別委員会(港湾局)の審査において、質問に立ちました。

今回の質疑では、
- 大黒海づり施設と先端緑地の活用
- クルーズ船誘致と市内消費の拡大
- 横浜港大さん橋国際客船ターミナルの改修
という、横浜港の魅力や経済効果をどう高めていくのかという視点から議論しました。
大黒海づり施設と大黒ふ頭先端緑地の活用
まず、鶴見区にある大黒海づり施設と大黒ふ頭先端緑地について質問しました。
この施設は大黒ふ頭の先端に位置し、東京湾を一望できる眺望の良さや非日常感のある環境が魅力の施設です。現在、海づり施設は年間およそ6万人が利用しています。夏場は猛暑の影響もあり利用者が減る傾向がありますが、年間を通じて見ると多くの方に利用されている状況です。また、隣接するバーベキュー場については、コロナ禍で利用者が減少したものの、その後は回復してきています。ただし、近年は建設発生土の中継所の拡張工事などの影響で一部施設が利用できない期間もあり、利用者数の伸びは限定的になっています。
利用者の声については、施設内に設置しているアンケートボックスや、受付スタッフが利用者と直接会話をする中で意見を把握しているとのことでした。利用者からは、子どもが休めるスペースがあることや、冷房の効いた休憩室がありがたいといった声がある一方で、老朽化した施設の補修を求める声も寄せられているとの説明がありました。また、駐車場が施設の近くに整備されたことで、大きな釣り道具を持ち運ぶ距離が短くなり、利便性が向上したという意見もあるとのことです。
私は、この場所について単なる復旧にとどまらず、港湾ならではの制度も活用しながら新しい魅力づくりを検討すべきではないかと提案しました。港湾空間では「みなと緑地PPP」という制度もあり、民間のノウハウや投資を活用しながら魅力的な施設づくりを進めることが可能です。例えば、スポーツやレクリエーションを楽しめる港の公園としての活用や、海や魚をテーマにした子ども向け施設など、周辺のスカイウォークなどと連携した新しい回遊拠点としての可能性もあるのではないかという提案をしました。
港湾局からは、大黒ふ頭の先端という優れた立地特性を活かしながら、周辺環境や事業の進捗状況も踏まえつつ、利用者の意見やニーズを参考にしながら再整備を検討していくとの説明がありました。また、小さな子どもから高齢者まで安心して利用できる施設として整備を進めていく考えが示されました。
クルーズ船誘致と市内消費の拡大
次に、クルーズ船の誘致と、その経済効果について質問しました。
横浜港は東アジアを代表するクルーズ拠点の一つとなっていますが、重要なのは寄港数を増やすことだけではなく、クルーズ客が横浜市内でどれだけ消費し、宿泊し、観光してもらえるかという点です。
横浜市が実施しているクルーズ客の消費動向調査によると、外国人クルーズ客の多くは宿泊を伴う旅行をしており、そのうち一定割合が横浜市内に宿泊しています。また、外国人クルーズ客の市内平均消費額は比較的高く、市内宿泊が増えれば観光消費の拡大につながる可能性が高いとされています。
一方で、調査結果を見ると、市内宿泊率をさらに高める余地があることが課題として認識されています。そこで私は、調査を実施するだけで終わらせるのではなく、その結果を具体的な施策に結び付け、次年度の施策改善につなげる仕組みが重要ではないかと指摘しました。
港湾局からは、令和8年度にはクルーズ客の市内宿泊をさらに促進するための取り組みを進めていくとの説明がありました。具体的には、船会社や旅行会社に対して、ターミナル周辺のホテル情報やクルーズ客に人気の観光スポットを積極的に紹介するなど、横浜の魅力を効果的にPRしていくとしています。また、観光部局とも連携しながら、朝の時間帯に楽しめる観光コンテンツなどを提供することで、クルーズ客の滞在時間を延ばし、市内での消費を増やしていくことを目指していくとのことでした。
さらに、クルーズ客の消費動向やニーズについては引き続き調査を行い、その結果を港湾局だけでなく関係部署とも共有しながら、市内観光や消費拡大につながる取り組みを進めていく考えが示されました。
横浜港大さん橋国際客船ターミナルの改修
最後に、横浜港の象徴的な施設である大さん橋国際客船ターミナルについて質問しました。
大さん橋は2002年に完成し、横浜港の玄関口としてクルーズ船を迎える役割を果たすとともに、市民や観光客が訪れる人気スポットとしても親しまれてきました。船を間近に見ることができる場所として多くの人が訪れるほか、イベントや観光の拠点としても活用されており、年間では300万人を超える来訪者があるとされています。また、横浜港に寄港するクルーズ船の多くが大さん橋を利用しており、港湾機能としても重要な役割を担っています。
一方で、施設の完成から20年以上が経過し、設備の老朽化も見られることから、大規模な改修が予定されています。
今回の改修では、単に設備を更新するだけではなく、利用者の体験価値を高めることも意識した整備が行われる予定です。例えば、照明設備については更新だけでなく演出機能を持たせることで、クルーズ客や来訪者が楽しめる空間づくりを行うほか、デジタルサイネージを活用して観光案内機能を強化し、市内観光への誘導や回遊の促進につなげていくとしています。
また、改修の効果については、クルーズ船の寄港回数や乗下船客数、来場者数といったデータだけでなく、利用者の満足度なども丁寧に把握しながら、施設の魅力向上に活かしていくとの説明がありました。今後も横浜港の顔として、多くの人に選ばれるターミナルであり続けることを目指すとの考えが示されました。
まとめ
横浜港は、物流拠点としてだけでなく、観光や賑わいの拠点としても重要な役割を担っています。
今回の質疑では、
・港湾空間の新しい活用
・クルーズ観光による経済効果
・港の象徴的施設の価値向上
という観点から議論を行いました。
港の施設は単なるインフラではなく、横浜の魅力や都市ブランドを高める大切な資産です。今後も、市民にとって魅力ある港づくりと、横浜経済の発展につながる港湾政策の実現に向けて、引き続き提案をしていきます。
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最後までご覧いただきありがとうございました。
日本維新の会横浜市会議員団・無所属の会
柏原すぐる

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